汚すぎるキーボードを掃除して新品同様に綺麗にしてみた【分解有り】
普段使っているキーボードにお茶をにこぼしてしまい「N」と「M」だけが打てなくなってしまった。なんて日だ!!
「N」と「M」が打てない状態で記事を書くのは不可能と悟り、替えのキーボードを探す。出てきたのは凄まじく汚いキーボードだった。
今回は汚すぎるキーボードの掃除に関する流れをご紹介する。
キーボードのキーを外して掃除する
キーはマイナスドライバーなどを使ってテコの原理で外すと外しやすいぞ! キーボードの種類によってはキーが割れる場合があるので慎重にすることをオススメする。 外す前に全体のキーの並びを写真に取っておくこと、配置を思えていないとキーを戻す際に悲惨なことになるぞ。
しかし、ま~汚い!
底面には埃や得体の知れない汚れがこびり付いている。 エアーダスターを使ってもビクともしない汚れだ、布で拭いても中々落ちない。しかも底面は凹凸が多く非常に掃除しにくい。
外したキーも汚すぎる、上面は拭くことによってまだましだが、側面の汚れはひどい。 手垢と埃でコペコペになっている。
とくに良く使う「ENTERキー」と「スペースキー」の汚れは半端無い。
外したキーを洗面所に投入しお湯をジャバジャバかける。水では油汚れが落ちにくいのでお湯を使うこと。 一通り汚れを落としてから洗剤を泡立つ位入れ、優しく揉む様に洗う、強く洗いすぎるとキーの割れや、洗面台の傷に繋がるので注意。
しばらく揉んでいると汚れが浮いてきた、こんな汚いものを触っていたのか・・・ どこかのデータでキーボードは便器より汚いとあったが本当かもしれない・・・
濯いでタオルに包み優しく揉む様に拭いてあげると残った汚れも綺麗になる。 キーは綺麗になった次はキーボードの底面だ。
キーボードの底面を外し掃除する
底面は非常に掃除がしにくい、頑固すぎる汚れで拭いても綺麗に落ちない、とにかく角が多すぎる、丸洗いしたいがどうしたもんかと思案していると底面にネジがあった。
底面外れるんじゃね?と思いドライバーでネジを外す、キーボードにしてはネジが多い、こんなに固定する必要があるのか、ネジ外したけど底面外れない骨折れパターンも頭に過ぎりつつネジを外すこと2分。 何とも簡単にスポッと外す事ができた。
内部はこんな感じになっていた非常に薄いシートの機械部だ、ランプが点く辺りは基盤が剥き出しになっているので傷つけないように慎重に外そう。 外れた底面はプラスチックのみで機械部とは完全に独立している。 このまま洗ってしまおう。
先ほど同様お湯と洗剤で洗っていく、凹凸があるので使い古した歯ブラシでゴシゴシすると非常に綺麗になることが分かった。
洗い終わった底面、まだ若干ぬれているが非常に綺麗になった。
空けたら閉める。キーボードのキーも外したら戻しましょう。最初に撮った写真を見ながら戻すと間違いが無い。出だしは写真を見ずに戻していくと自分がどれほどこのキーボードを愛しているか分かるぞ。ちなみに筆者は間違えて嵌めてまた外すのが面倒だから最初から写真を見ました。
新品とまではいかないが数回使用の新品同様キーボードですといって「ヤフオク」に出しても問題ないレベルまで綺麗にすることが出来た。何やかんやで2時間ぐらいかかった、綺麗な中古品を買ったほうが時間的に良かったかも知れないが今回は満足している。
今回掃除したキーボードはDELL製のキーボード(SK-8115)だ。
分解が出来て底面が綺麗に外れるという事に凄まじく感動した。 なんてメンテナンスがしやすいキーボードなんだ!!なんてユーザー思いのキーボードなんだ!!!
素晴らしい製品をありがとうDELLさん。
最近はメンテナンスをユーザーにさせない製品が多く販売されている。 DIY(Do it yourself / 自分でやる)精神の筆者にしてみれば非常に悩ましく思っていた。特にスマホの電池などはなぜ簡単に外せて交換できるようにしておかないのだ、ガラケーを思い出せと非常に文句を言いたい昨今だ。