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日本の食料自給率を大幅に改善する調査結果は虫を食べる。

コオロギの写真

日本の皆さんに聞いて欲しい、食料自給率は知っていますか。日本の食料自給率は年々減少傾向で先進国の中では最下位だ、改善する必要があると思いませんか。

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日本の食料自給率

食料自給率の推移

食料自給率という言葉はニュースで度々聞くだろう。日本の食糧自給率は大きく分け2種類ありカロリーベースと生産額ベースがあり両方とも右肩下がりで年々減っている。

農林水産省「食料需給表」 photo by : 農林水産省

食料自給率のカロリーベースは先進国の中でも圧倒的最下位に位置しています。食料自給率について詳しく知りたい方は「食料自給率とは:農林水産省」をご覧下さい。

食べ物から得られるカロリーと生物(食料)の成長水分量を比較

食べ物から得られるカロリーを100とした場合に生物が成長に必要な水分量を比較した研究結果であり、100カロリーに対して水の消費量が少ないほど効率の良い食べ物と言える。 当調査結果は「Popular Science」が調査したものとなっており参考に記事を作成した。

ブロッコリーは高効率な食べ物(ブロッコリーの写真)

ブロッコリー

100カロリーに対して水10リットル
ブロッコリーは水を余り必要としない高効率な食べ物で食用植物の中でも群を抜いている。

ジャガイモ

100カロリーに対して水38リットル
ジャガイモは成長初期に水が多く必要になるが、ある程度まで成長すると水を必要としなくなる。水を与え過ぎると腐り始めるためである。

ピスタチオ

100カロリーに対して水71リットル
ピスタチオは夏の期間に1日220リットルの水が必要で収穫後の選別や皮を剥ぐのにも水が必要とされる。しかしナッツ系は高カロリーである。

リンゴ

100カロリーに対して水170リットル
リンゴは果物で木になる必要がある。リンゴは湿った環境だと育たない比較的水分を必要としない木であるが、リンゴの果実だけでなくリンゴの木自体を維持するのに水が必要になる。

100カロリーに対して水190リットル
米は世界から見ても日本人にとって最も身近な食べ物だ。米は田んぼに水を引く必要があり、使用する水の量はとても多いが全ての水を稲が吸収するわけではない、それでも食用植物の中では水を多く必要とする。

鶏肉

100カロリーに対して水180リットル
鶏は水を飲み餌も食べる、食べる餌にも同様に水が必要で植物よりも相対的に多くの水が必要になるが、鶏は米よりも高効率と言える。なぜなら食用の鶏ブロイラーは2.5kgに達すると出荷され生肉にされるために水を必要とする期間が5週間と短い、つまりは5週間で生涯を終える。

牛肉

100カロリーに対して水1,000リットル
牛は体が大きくなるので1日当たり約130リットルの水を飲む。また1日当たり10キログラムの干草を食べるので干草が成長するのに必要な水分量も必要になるが、牛から得れるカロリーは高く量も多いので100カロリーに対して水1,000リットルになる。

コオロギ

100カロリーに対して水0.089リットル
コオロギは牛肉の約10万分の1で圧倒的に水を必要としない、餌の量も極少量。昆虫であるコオロギは体の60%がたんぱく質で構成されている。成虫になる期間も6週間と早い。コオロギだけでなく殆どの虫が野菜や動物よりも遥かに高効率な食べ物であると言える。

日本の食料自給率を大幅に改善するには虫を食べる。

カロリー摂取の高効率な虫 photo by : encik galah

コオロギをはじめとする虫は高効率な食べ物だという事が分かっていただけただろう。そもそも虫は食べ物なのかと言う点は置いておこう。 問題はコオロギを食べる勇気があるのかという点だが、虫をそのままバリバリと食べるのは誰でも抵抗がある。しかし虫をベースにした食材開発などは現代日本の技術力を使えば出来ない事はないはずだ。

食料自給率が低く食料輸入に頼った現状では外国に日本人の胃袋を預けている事と同義であり、日本は食料自給率の大幅な改善を真剣に考えなければいけない時期に来ているはずだ。

top photo by : encik galah

reference:How much water does your food drink?

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